学生からのメッセージ(卒業生)Message

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平成27年度 機械システム工学科 卒業
東京農工大学工学府機械システム工学専攻 博士後期課程
石川 達将 さん
(札幌市立柏中学校出身)

私は中学校の頃航空機やものづくりが好きで、将来は航空機を造る仕事に携わりたいと思い高専進学を決めました。卒業後は大学に編入し、さらに機械工学の勉強を続けると同時に、縁あってJAXAで研究する機会を得ました。JAXAでは最適化な設計を自動的に探査するアルゴリズムの開発に取り組むとともに、火星飛行機の実験作業にも参加しました。現在は大学院博士課程に在籍し、博士号獲得のため日夜研究に励んでいます。

高専の良いところは物理や機械の専門知識を学ぶだけではなく、工作機械を使ったものづくりや、研究機材を使った実験、卒業研究に取り組むことで実践的スキルを獲得できる点だと思います。卒業研究では自分で研究課題を設定し、1年かけて研究に取り組みます。研究成果は高専の外で発表することもでき、プレゼンや論文を書く能力を若いうちに身につけることができます。このような実践的スキルは、大学や研究機関で研究する上でとても役に立ちました。

将来ものづくりを仕事にしたい方や、大学に編入し、ものづくりにかかわる研究をしたい方にとって高専はとても良い環境になると思います。ぜひ検討してみてください。

平成23年度 機械システム工学科 卒業
旭川工業高等専門学校 技術創造部 技術職員
長谷部 和 さん
(旭川市立緑が丘中学校出身)

「工作が好きだ」「なにかスゴイものを作りたい」と思い、高専に関心を持った方もおられるのではないでしょうか。その中でも、手作業でものを作りたい、プログラミングをして装置を動かしたい、など興味のある分野も様々だと思います。私は一般企業でエンジニアの経験を経て、現在は本校で実習や研究の技術支援の仕事をしていますが、ものづくりに携わることで、ひとつの製品、サービスを作り上げるにも、幅広い技術と知識が必要だということを学んできました。

機械システム工学科では、ものづくりに関連した工作の他、材料や電気、プログラミングなど多様な授業があります。好きなこと、したいことを学ぶのは勿論のこと、中には苦手で苦労する授業や演習もあるかもしれません。それでもその学んだひとつひとつが、これからのみなさんにとって何よりの力、武器になります。好きなことを、ぐっと後押ししてくれます。

旭川高専で学び、夢を叶える、ぜひ検討してみてください。

令和元年度 電気情報工学科 卒業/令和3年度 生産システム工学専攻 修了
北海道大学大学院情報科学院情報科学専攻メディアネットワークコース 進学
林 優太 さん
(旭川市立神居中学校 出身)

父が電気関係の職に就いており、幼い頃からそんな父の姿を見てきたので自然と電気について学びたいと考えていました.中学3年生の時に高専では1年生から専門的なことを集中的に学べるということを知り、高専の電気情報工学科に進学を決めました。

高専では5年という時間をかけて専門的なことを学んでいきます。5年間と聞くと長く感じてしまうかもしれませんが、むしろ5年という期間があるからこそ様々な能力を養うことができ、自分のやりたいことが見つかるのだと思います。私自身、高専5年間で学ぶことの楽しさを知り、さらに知見を広めたいと考え、大学院まで進学することを決めました。電気情報工学科では、講義や演習を通して電気情報に特化した知識を得ることができ、それに加え、物事を説明する力など技術を扱う者としての必要な能力も身に付けることができます。実際に高専で得た知識や力は進学先や学外の発表でとても役に立っています。電気情報を学び、技術者として活躍したいと考えているのであれば、旭川高専の電気情報工学科は最適な環境だと思います。

平成29年度 機械システム工学科 卒業
JXTGエネルギー株式会社 鹿島製油所 設備保全Gr
滝澤 真樹 さん
(深川市立一已中学校 出身)

私は小学生の頃からものづくりや機械が大好きで、将来はものづくりに関わる仕事がしたいと思っていました。中学生の時に高専の存在をテレビで知り、その内容に心を惹かれ、高専進学を決めました。

機械システム工学科では本で学べる基礎的な事だけではなく、実際に機械を操作したり、プログラミングを作る等、自分の身をもってものづくりを学べる事に魅力を感じました。

みなさんの中には高専は勉強が難しい、厳しいと思っている方もいるかもしれません。しかし、高専生活では学業だけではなく、私生活や部活など様々なことを両立し、充実した学生生活を送ることができます。

今、私は茨城県にある製油所の保全担当部門に所属し、石油精製プラント設備の補修計画の?案・実?を含めた工事管理全般を担う仕事をしています。国家を支える石油製品をみなさんへ届ける為の大事な仕事であり、仕事に誇りを持っています。

旭川高専で学べる知識は自分の想像していた以上に実践的で、ものづくりや工学に興味がある人には最高の環境です。これほど知識を学べるところは普通の高校ではなかなか有りません。

みなさんもぜひ旭川高専でものづくりや工学に関する知識を学び、夢を叶えませんか?

平成26年度 機械システム工学科 卒業
旭川工業高等専門学校 技術創造部 技術職員
高橋 雄一郎 さん
(旭川市立常盤中学校(現 中央中学校 平成27年合併)出身)

民間企業に就職した頃「旭川高専出身」と話をすると、それだけで「仕事ができる人」と言われたことがあります。これは、多くの方に「旭川高専は優秀な技術者を育てる」と知られていること、そして実際に入学するとしっかり勉強しなければいけないこと...を意味しています。勉強は、勉強が好きな人にも、苦手な人にも、決して「楽なこと」ではありません。時間も体力も使います。そんな辛い勉強の「やり方」を教えてくれる先生が、旭川高専にいます。1年生のうちから専門科目の授業があり、5年生になった頃には、自分で「金型運搬クレーン」や「脳波で動くラジコン」を作ってしまう人もいます。「エンジニアになる」「ロボットをつくりたい」と夢を持って旭川高専へ通えば、卒業する頃にはきっと「新たなもの」を生み出せる人になっています。

私は機械システム工学科を卒業し、自動車部品設計業を経て、現在は本校旭川高専で実習や卒業研究への技術支援をしています。「好きこそ物の上手なれ」、あなたの夢を叶えるチャンスがここにあると思います。

平成28年度 物質化学工学科 卒業
北海道大学 大学院環境科学院 環境物質科学専攻
吉田 生未
(旭川市立啓北中学校 出身)

私は中学生から化学に興味があり、低学年から専門知識を学べる高専への進学を決めました。物質化学工学科では化学や生物の専門知識を学ぶことができます。授業は教科書での勉強だけではなく、実験をする機会がたくさんあり考察力や実践的な技術も身につけることができます。さらに、5年生の卒業研究では自分の好きなテーマを1年かけて研究をすることができます。そして、大学生や大学院生に混ざって研究成果を学会で発表するチャンスもたくさんあり、プレゼンテーション能力を磨くことができます。また、自由な校風で学業と両立しながら部活やサークルに励んだり、海外留学ができることも魅力の一つだと思います。

現在、私は大学院で化学の勉強を続け、日々研究に取り組んでいますが、高専で培った知識や考え方は大いに役立っていると感じています。卒業後の進路は就職や専攻科への進学、大学への編入も可能であり、自分に合った進路を選択することができます。みなさんもぜひ、物質化学工学科で化学や生物学を学んでみませんか。

平成25年度 物質化学工学科 卒業/平成27年度 応用化学専攻 修了
日鉄ステンレス株式会社 研究センター 加工技術研究室
西村 基
(旭川市立愛宕中学校 出身)

旭川高専では、勉強によって知識を頭に入れるだけでなく、実験などを通して頭に入れた知識をどう使うかを考える機会が多く用意されており、知識をどう役立てられるのかを早い段階からイメージできるようになります。知識の使い方を学んでいく中で、自分が将来やりたいことが見えてきたり、あるいは目標がすでにある人は、より具体的で高いレベルの目標にすることができると思います。高専卒業後は、就職はもちろんのこと、専攻科への進学や他大学への編入といった選択肢もあり、将来の目標に合わせた柔軟な選択をすることが可能です。

私は現在、日鉄ステンレス株式会社でステンレス鋼の研究に取り組んでいます。企業では、自身の研究が世の中の何に役立つか、あるいは役立てるための研究は何かを考えることが求められます。「知識の使い方」を早い段階で学び、訓練したことは、これらを考える上での重要な経験になっています。

少しでも興味がある方は、旭川高専を進学候補の一つとして考えていただければ幸いです。

平成30年度 電気情報工学科 卒業
九州工業大学 工学部 電気電子工学科 電子工学コース
井元 敦也
(奈井江町立奈井江中学校 出身)

私は中学3年生の時に、専門知識を学んで早く社会に出たいと思い、早い段階から専門知識が学べる高専へ進学しました。また、数学と物理の電気の分野が好きだったことや当時普及が進んでいたスマートフォンを使い始め、興味を持ったため電気情報工学科を選びました。高専では、回路やプログラムについて授業で学んだことを実験や演習により、身につけることが出来ます。大学に進学して新たな分野を学んでいますが、高専で身につけた知識が役立つことが多いです。

初めは就職を考えていましたが、高専の先生や高専で出会う先輩方や仲間達のサポートのおかげで、大学進学の選択をすることが出来ました。高専で様々なことを学んだことで、より専門的な分野を学びたいと思い、大学へ進学しました。高専5年間の学校生活で将来何がやりたいか見つけることが出来ると思います。

電気情報工学科は、数学や物理が好きで、電気やプログラムに興味がある皆さんにとって良い環境だと思います。

平成30年度 電気情報工学科 卒業
セイコーエプソン株式会社 RS生産技術部
金子 瞬生
(北海道教育大学附属旭川中学校 出身)

私は早いうちから専門知識が得られること、就職と進学どちらの進路も選ぶことができることを魅力に感じて高専への進学を決めました。

電気情報工学科では電気分野、情報分野の両方について座学と実験を通して学びます。電磁気学など難しい授業もありましたがクラスメートとの協力で乗り越え、豊富な知識と実践的なスキルを身につけることができました。

就職先は製造業界やIT業界からの求人が多いです。就職活動開始(4年生の冬くらい)までに自分にあった進路をじっくり考えることができます。

私は現在、ロボット製品の電気に関わる業務を行っています。高専で培った電気回路、プログラミングの知識は不良品の解析や製品の評価などで生かされています。

工学に興味がある皆さん、高専で技術者を目指しませんか?

平成29年度 システム制御情報工学科 卒業
北海道大学 大学院情報科学院 システム情報科学コース
間藤 昂允
(北海道教育大学附属旭川中学校 出身)

みなさん、はじめまして。旭川高専OBの間藤と申します。2018年3月に高専を卒業した後、北海道大学にて超電導の研究をしております。今は小難しいことを研究しておりますが、昔の私から考えてみればありえないことをしているなと感じます。

小学生の時、勉強に興味を持てず成績がまったくよくありませんでした。中学生時代もあまり振るわなかったと思います。高校を決める際、パソコンゲームが趣味でしたのでパソコンに詳しくなりたい!と思い高専への入学を希望しました。これが人生の転機になりました。パソコンの動作原理などから始まる専門的な内容を1年生から学ぶことができ、自ら進んで勉強することができました。先生方の授業は非常にわかりやすく、私に勉強の面白さや奥深さを教えてくれました。

将来、技術者や研究者を目指すのであれば高専は普通高校よりも圧倒的に良い学校といえます。ぜひ、オープンキャンパスなどに訪れて空気感などを感じ取って本校の入学を検討してみて下さい。

平成29年度 システム制御情報工学科 卒業
サイバートラスト株式会社
淺野 鈴果
(大空町立女満別中学校 出身)

私は中学生の頃からものづくりに興味があり、将来エンジニアになりたいという夢があったため、高専への入学を決めました。システム制御情報工学科では、機械・電気・情報といった多種多様な分野を幅広く学べます。授業ではパソコンを使ったプログラミングや、学内にある実習工場で大きな加工機などを操作することもできて、ものづくりに関するコンピュータの応用技術を体験的な学習から身につけることができます。

卒業後の進路も就職、大学への編入学、専攻科への進学など選択肢が豊富なため、自分にあった選択ができます。

現在私は情報セキュリティ系の会社に入社し、高い技術力を持つエンジニアの方々から日々技術を学んでいます。この会社に入れたのは、高専で様々な分野を学んだことで、自分が本当にやりたいことを見つけられたからです。

皆さんも旭川高専で将来の視野を広げ、自分のやりたいことを見つけてみませんか。