学生からのメッセージ(在校生)Message

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機械システム工学科
小笠原 岳史 さん
(東川町立東川中学校出身)

皆さんはこれまでの人生で、1度は身の周りにあるモノに対して不便を感じたことがあると思います。例えば「もっと丈夫だったら壊れなくて済んだのに」、「もっと静かに動いてくれたら良かったのに」などなど、挙げたらキリがないと思います。それこそがモノづくりの出発点です。

機械システム工学科ではモノが動く原理や作り方に関することを勉強していきます。非常に実践的な内容ですので、次第に皆さんのモノへの見方が変わってきます。つまり、これまで通りただ不便を感じるだけでなく、そこから自分だったらどうやってそれらの不便を解決し世の中を便利にするのかというエンジニアとして大切な思考に切り替わるのです。

なぜそこまで言い切れるのかというと、もともと機械に対してそこまでの知識がなかった僕ですら、機械システム工学科で多くのことを経験して過ごすうちにこの思考の切り替わりを体験することができたからです。ご存知の通り入学していきなり専門知識を叩き込まれるわけではなく、低学年のうちはいくつかの基礎的な座学と週に一回の実習で専門科目を学びます。もし僕と同じように機械に興味はあるけど、知識はないという方がいても安心してください。高専では5年間をかけて少しずつ成長していけます。

現代社会において「機械」とは、筆箱に入っている文房具から宇宙開発にいたるまでその領域は多岐にわたります。エンジニアとして好きなものに関わり、そして世の中を便利にしたいのであればぜひ機械システム工学科へ!

電気情報工学科
高橋 優心 さん
(旭川市立春光台中学校出身)

皆さんは、スマートフォンがどうやって動いているのか、中身はどうなっているのかという疑問を持ったことはありませんか。

電気情報工学科では、国語や数学などの一般科目に加えて、電気回路やプログラミングなどの専門科目を学ぶことができます。基礎から身につけていき、5年間かけて専門的な内容を徐々に学習していくので心配はありません。

また、実験などの科目では、授業で学んた現象を実際に確認することができ、より深く理解することができます。

数学や理科が得意な方、プログラミングに興味がある方、そうでなくても大歓迎です。ぜひ電気情報工学科へ。

システム制御情報工学科
宮元 花さん
(富良野市立山部中学校出身)

「"システム制御情報工学科"ってどんなことを学ぶんだろう?」と気になっている方は多いのではないでしょうか?私も中学生の頃この高専を知った時に同じように思いました。

私たちの学科では、機械・電気・情報など様々な分野を学びます。低学年で基礎知識を身につけ、学年が上がるにつれて基礎知識をもとに新たな知識や、実習を行って新たな技術を身につけていきます。実習では、敷地内にある実習工場で旋盤などの工作機械を使った加工技術の習得や基板のはんだ付け、C言語でのプログラミングなどを行います。これらの実習を経験していく中で他の学科よりも幅広い知識・技術を身につけることができます。さらには、自分が好きだ、得意だと感じる分野を見つけることもできます。

「いろんな分野を学んで挑戦したい!」という好奇心旺盛な方、「どの分野が自分に合っているのかわからない...」と悩んでいる方、ぜひシステム制御情報工学科を検討してみてください。楽しい仲間と一緒に色々な分野に挑戦し、広い知識と確かな技術を身につけることができます。

物質化学工学科
福澤 果純さん
(旭川市立東光中学校出身)

物質化学工学科では、"化学"について基礎から専門的で最先端の分野のことまで幅広く学べます。私は,色々な製品を構成する材料に興味を持っていたので,この学科を選び,入学しました。"化学"と一口に言っても、その中には有機化学、無機化学、生化学など注目するものによってさまざまな分野に分かれています。特に材料に着目すると金属材料,無機材料,高分子材料など色々な種類があり,これらについて深く理解するにはそれぞれ異なる分野の学習をする必要がありますが,ここでは,これら全てについて学ぶことができ,日々とても楽しく学習しています。

また,授業は通常の座学形式のものだけでなく実験も多く、ここでは座学の授業で学んだ化学反応や理論などを実際に手を動かし,目で見るという実践的な知識や技術として習得できるのも魅力です。授業で学んだ反応を実際に目の前で起こしたり,逆に実験でやったことをあとから座学で深く,理論的に学習できたりととても印象的なことがたくさんあり、座学だけの学習よりもしっかりとした経験として身につけられるように思います.実験が終わるとレポートの作成、提出が必要です.実際に行ったことやその結果、考察を他の人が見てもわかるように書く、というのは初めはとても難しかったです。また、レポートや課題が重なったり授業の理解が遅れたりと苦労する場面も多いです。しかし、先生や先輩に助けてもらったり友人と協力して、あるいは一人で黙々と行った実験について深く考察するなど色々な方法でそれを乗り越えることで、レポート作成のコツがわかったり,その後の授業がわかりやすくなったりとたくさんのものが得られていると感じます。

私はこれからも勉強や実験を頑張り、将来は新たな材料を開発する科学者になりたいと考えています。私のように化学や材料に興味があったり、将来新しいものを開発したいと考えている人,ぜひ旭川高専の物質化学工学科に入学しませんか?

専攻科
佐々木 嵩弥さん
(北海道教育大学附属釧路中学校出身)

専攻科では本科で学んだ内容の延長にある授業、自身の出身学科とは違う分野の授業、さらにそれらを複合した授業を受けることになります。さらに本科では行うことが少なかったグループワーク、プレゼンテーション、発表などの機会が増えます。そのため、技術者としてだけではなく、社会に出たときに必要な能力を身につけることができます。

また、専攻科ではインターンシップが必修科目となり、実施期間も4週間と長くなります。私は企業と大学院にそれぞれ2週間ずつどちらもオンラインで参加しました。企業では働く際に発生する責任について、また、製品ができる流れについて学ぶことができました。大学院では安全についての講義、研究内容の紹介、その内容に伴う座学・実験を行いました。

さらに、専攻科では研究活動に使える時間が本科と比べて増えます。研究テーマは本科から引き継ぐことも、新しい研究をはじめることもできます。私は本科から継続したテーマの研究を行っており、学会で発表をすることを目標として努力しています。

一方で、生活面では授業数が減ることで自由な時間がかなり増え、大学生のような環境になるため、生活習慣や時間の管理が大切となります。「学会発表をする」、「大学院に進学する」、「TOEICで目標の点数をとる」、「創作活動」、「アルバイトを頑張る」、「資格取得」など、具体的な目標を持ち専攻科でより専門的な技術を学んでみませんか?