応用化学専攻

地球環境にやさしい技術・研究開発能力の育成

 応用化学専攻は,本科の物質化学工学科で修得した基礎学力をベースとして,材料化学,化学工学,バイオテクノロジー等に関係する広範な専門分野の諸問題(食糧問題,エネルギー問題,環境問題等)にも対処できるように教育課程を編成し,地球環境にやさしい工業製品や新技術の研究・開発等に柔軟に対応することができる,創造性豊かな研究開発型の実践的技術者を育成することを目標としています。

教育目標およびカリキュラムの編成方針

教育課程表およびシラバス

特別研究

 本校専攻科は,高等専門学校における5年間の課程で培われた工学に関する知識・技術の基礎をより深く学び,これからの社会を支える工業技術のスペシャリストとなるために,特別研究に約2年間の時間をかけます.ここ最近の特別研究テーマを下に示します.

  • 原生生物由来代謝産物生産条件の最適化
  • L-イソロイシン由来アミド基を有するポリ(フェニルアセチレン)のキラル識別能の評価
  • シロイヌナズナ由来子コニフェルアルデヒド二重結合還元酵素変異体の精製と結晶化条件の検討
  • 嵩高い置換基を有するフェニルエチニルスチレン誘導体の合成とラジカル共重合性及び得られたポリマーの熱特性に関する研究 ー4-(2-(4'-tert-butylphenyl)ethynyl)styreneについてー
  • 銅微粒子からなる多孔質電極の作製と応用
  • アルミニウム合金のアノード防食とクラック形成機構の解明
  • リグニン分解菌由来デカルボキシラーゼPhcFの精製と結晶化条件の検討
  • 環境中から得られた微細藻類由来の代謝産物の生産制御

担当部署:専攻科

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