専攻科Advanced Course of Engineering

専攻科の概要

  • 旭川高専の専攻科には、「生産システム工学専攻」と「応用化学専攻」の2専攻が設置されています。
  • 生産システム工学専攻は本科の機械システム工学科、電気情報工学科、及びシステム制御情報工学科を基盤とし、応用化学専攻は物質化学工学科を基盤としています。
  • 専攻科の修了生は、「特別研究Ⅱ」の取り組み状況により「大学改革支援・学位授与機構」から学士(工学)の学位を取得でき、学士としての就職や大学院進学への道が開けます。

各専攻の教育内容

生産システム工学専攻
機械・制御・電気電子・情報産業での研究開発の場面で活躍できる技術者の育成を目指しています。高専5年間で学んだ内容をもとに、幅広い専門的な講義と実験を通じて、高度な知識・技術を学びます。
また、技術者としての倫理や生産システムへの環境の配慮など、技術者として必要な心構えや姿勢を養います。
応用化学専攻
化学産業・バイオ産業での研究開発の場面で活躍できる技術者の育成を目指しています。高専5年間で学んだ内容をもとに化学・生物学に関する専門的な講義と実験を通じて、高度な知識・技術を学びます。
また、技術者としての倫理や生産システムへの環境の配慮など、技術者として必要な心構えや姿勢を養います。

専攻科入学者に求める能力と適性(アドミッション・ポリシー)

旭川高専は、修了認定方針(ディプロマ・ポリシー)に定める人材を育成するため、高専を優秀な成績で卒業したか、あるいは同程度の学力を有する人を受け入れます。

生産システム工学専攻(令和7年度までの入学生に適用)
生産システム工学専攻では、次のような人材を求めます。
  • 1.機械工学、電気・電子工学、情報工学に関連する十分な基礎学力を有する人
  • 2.機械工学、電気・電子工学、情報工学に関連する分野の高度な知識と技術、実践力を身に付けたい人
  • 3.機械工学、電気・電子工学、情報工学に関連する分野で、社会の発展に貢献できる技術者・研究者を目指す人
  • 4.目的に向けて、主体的かつ継続的に努力できる人
生産システム工学専攻(令和8年度以降の入学生に適用)
生産システム工学専攻では、次のような人材を求めます。
  • 1.機械、電気電子、情報分野及びそれらの複合領域における深く高度な知識を身につけたい人
  • 2.機械、電気電子、情報分野における工学的スキルと実践力を修得したい人
  • 3.国際性とコミュニケーション能力を身につけ、グローバルに活躍したい人
  • 4.社会の諸課題に関心を持ち、工学知識・技術を活用してその解決に取り組む意欲のある人
  • 5.絶えず進歩する科学技術を修得するために継続的に自己研鑽できる人
応用化学専攻(令和7年度までの入学生に適用)
応用化学専攻では、次のような人材を求めます。
  • 1.化学および生物分野に関する十分な基礎学力を有する人
  • 2.化学および生物分野の高度な知識と技術、実践力を身に付けたい人
  • 3.化学および生物関連の分野で、社会の発展に貢献できる技術者・研究者を目指す人
  • 4.目的に向けて、主体的かつ継続的に努力できる人
応用化学専攻(令和8年度以降の入学生に適用)
応用化学専攻では、次のような人材を求めます。
  • 1.化学、生物分野及びそれらの複合領域における深く高度な知識を身につけたい人
  • 2.化学、生物分野における工学的スキルと実践力を修得したい人
  • 3.国際性とコミュニケーション能力を身につけ、グローバルに活躍したい人
  • 4.社会の諸課題に関心を持ち、工学知識・技術を活用してその解決に取り組む意欲のある人
  • 5.絶えず進歩する科学技術を修得するために継続的に自己研鑽できる人

専攻科修了認定方針(ディプロマ・ポリシー)

生産システム工学専攻(令和7年度までの入学生に適用)
生産システム工学専攻は、所定の単位を修得し、かつ以下のような能力を身につけた学生に対して修了を認定する。
  • 1.本科で修得した機械工学、電気・電子工学、情報工学の基礎の上に、より深く高度な知識・技術を身につけ、専門分野および複合・境界領域の諸問題に自主的に対応できる。
  • 2.専門分野および複合・境界領域分野の実験・実習を通じて実践力を身につけ、技術が社会に与える影響や環境について、自主的に思考し行動できる。
  • 3.専門分野および複合・境界領域に対して、課題発見能力、課題解決能力、コミュニケーション・プレゼンテーション能力をもち、自主的な学習を通して豊かな創造力を発揮し総合的な判断ができる。
  • 4.豊かな教養と論理的で柔軟な思考力、倫理観および国際的視野を身につけ、社会に貢献できる。
生産システム工学専攻(令和8年度以降の入学生に適用)
生産システム工学専攻は、所定の単位を修得し、かつ以下のような能力を身につけた学生に対して修了を認定する。
  • 1.自然科学と環境に関する知識を身につけ、工学技術を環境や社会に配慮して活用することができる。
  • 2.機械、電気電子、情報分野に関する、より深く高度な知識を身につけ、当該分野および複合・境界領域の諸課題に柔軟に対応することができる。
  • 3.機械、電気電子、情報分野における高度な技術と実践力を身につけ、他者と協働しながら主体的に思考し行動することができる。
  • 4.外国語によるコミュニケーション能力と国際的視野を身につけ、国際的な学術研究や異文化を理解することができる。
  • 5.専門分野及びそれらの複合領域における課題に対して、複数の工学知識・技術を有機的に結びつけ、総合的に課題解決することができる。
  • 6.健全な倫理観と社会性を備え、向上心を持って継続的に自己研鑽に励むことができる。
応用化学専攻(令和7年度までの入学生に適用)
応用化学専攻は、所定の単位を修得し、かつ以下のような能力を身につけた学生に対して修了を認定する。
  • 1.本科で修得した化学および生物分野の基礎の上に、より深く高度な知識・技術を身につけ、専門分野に加えて複合・境界領域の諸問題にも自主的に対応できる。
  • 2.化学および生物分野における高度な実験・実習を通じて実践力を身につけ、技術が社会に与える影響や環境について、自主的に思考し行動できる。
  • 3.専門分野および複合・境界領域に対して、課題発見能力、課題解決能力、コミュニケーション・プレゼンテーション能力をもち、自主的な学習を通して豊かな創造力を発揮し総合的な判断ができる。
  • 4.豊かな教養と論理的で柔軟な思考力、倫理観および国際的視野を身につけ、社会に貢献できる。
応用化学専攻(令和8年度以降の入学生に適用)
応用化学専攻は、所定の単位を修得し、かつ以下のような能力を身につけた学生に対して修了を認定する。
  • 1.自然科学と環境に関する知識を身につけ、工学技術を環境や社会に配慮して活用することができる。
  • 2.化学及び生物分野に関する、より深く高度な知識を身につけ、当該分野および複合・境界領域の諸課題に柔軟に対応することができる。
  • 3.化学、生物分野における高度な技術及びそれらと情報技術を融合して活用できる実践力を身につけ、他者と協働しながら主体的に思考し行動することができる。
  • 4.外国語によるコミュニケーション能力と国際的視野を身につけ、国際的な学術研究や異文化を理解することができる。
  • 5.専門分野及びそれらの複合領域における課題に対して、複数の工学知識・技術を有機的に結びつけ、総合的に課題解決することができる。
  • 6.健全な倫理観と社会性を備え、向上心を持って継続的に自己研鑽に励むことができる。

教育目標

(令和7年度までの入学生に適用)

社会を支える技術者を育成するため、高等専門学校における5年間の課程で培われた工学に関する知識・技術をより深く教授する。

(令和8年度以降の入学生に適用)

①高度な工学的専門知識を備え、工学技術を環境や社会に配慮して活用できる人材を育成する。

②専門分野に関連する高度な技術と実践力を備え、主体的に行動できる人材を育成する。

③国際性とコミュニケーション能力を有し、国際的な学術研究や科学技術を理解できるグローバルな人材を育成する。

④幅広い視点で問題を捉え、複数の工学知識・技術を結びつけ、総合的に課題解決できる人材を育成する。

⑤健全な倫理観と社会性を備え、継続的に自己研鑽に励むことのできる人材を育成する。

生産システム工学専攻(令和7年度までの入学者に適用)
機械システム工学科,電気情報工学科及びシステム制御情報工学科で教授した教育内容を基礎とし,それぞれの専門分野の技術が融合した境界領域分野の諸問題にも対応できるように教育課程を編成し,メカトロニクス,エレクトロニクス,コンピュータ応用等の技術が融合した生産システム分野において活躍できる,総合的能力を備えた技術者を育成する。
生産システム工学専攻(令和8年度以降の入学者に適用)
  • 自然科学と環境に関する知識を修得させ、工学技術を環境や社会に配慮して活用できる力を育む。
  • 機械、電気電子、情報分野における高度な知識を修得させ、当該分野及び複合・境界領域の諸課題に柔軟に対応できる力を育む。
  • 機械、電気電子、情報分野における高度な技術と実践力を基に他者と協働して自主的に行動できる力を育む。
  • 国際的視野と外国語によるコミュニケーション能力を育成し、国際的な学術研究や異文化を理解できる力を育む。
  • 専門分野及びそれらの複合領域における課題に対して、複数の工学知識・技術を結びつけ、総合的に課題解決できる力を育む。
  • 技術者倫理や専攻科インターンシップなどを通して、健全な倫理観と社会性を涵養し、スキルアップに向けて継続的に努力できる力を育む。
応用化学専攻(令和7年度までの入学者に適用)
物質化学工学科で教授した教育内容を基礎とし,化学・バイオ関連産業における専門的な実務に携わることを前提とした教育課程を編成し,製品・技術の開発及びそれに伴う環境や社会への配慮等に柔軟に対応できる,総合的能力を備えた技術者を育成する。


応用化学専攻(令和8年度以降の入学者に適用)
  • 自然科学と環境に関する知識を修得させ、工学技術を環境や社会に配慮して活用できる力を育む。
  • 化学及び生物分野における高度な知識を修得させ、当該分野及び複合・境界領域の諸課題に柔軟に対応できる力を育む。
  • 化学、生物分野における高度な技術及びそれらと情報技術を融合して活用できる実践力を基に他者と協働して自主的に行動できる力を育む。
  • 国際的視野と外国語によるコミュニケーション能力を育成し、国際的な学術研究や異文化を理解できる力を育む。
  • 専門分野及びそれらの複合領域における課題に対して、複数の工学知識・技術を結びつけ、総合的に課題解決できる力を育む。
  • 技術者倫理や専攻科インターンシップなどを通して、健全な倫理観と社会性を涵養し、スキルアップに向けて継続的に努力できる力を育む。

教育目標およびカリキュラムの編成方針

教育課程表およびシラバス