電気情報工学科の概要
今,AI(人工知能)の急速な発展によって,私たちを取り巻く環境が大きく変化しようとしています.今後AIを搭載した電子機器が日常的に使われ,情報ネットワークや新たな通信方法,進化したスマートフォン,エレクトロニクスとともに電気の供給(発電)の需要がますます多くなることは間違いありません。
例えば,私たちの周りにあるスマートフォンは,半導体技術の発展によって小さなコンピュータが中に入っていて「電気」で動いています。また,無線用の電子部品を使いインターネットに接続し、コンピュータ上の「情報」が通信ネットワークを介してやりとりされています。
旭川高専の電気情報工学科では,以下のキーワードにつながる学習を行っています。AI(人工知能)を中心に,左上側の半導体関係,右上側の電力エネルギー関係,左下側のIoT・通信ネットワーク関係,右下側のプログラミング・データサイエンス関係など,高専電気情報工学科で学習する内容が多岐にわたる最新技術につながっています。作業着を着て金属を削ったり,白衣を着て薬品を混ぜたりすることはありませんが,その分電気の流れる仕組みやコンピュータ内部の仕組みの勉強,そしてプログラミングの時間を多くとります。そのため4つの学科のなかでプログラミングの授業時間が一番長いのも特徴です。
電気情報工学科では,まさに新しい時代に必要な「電気」と「情報」を学ぶことができます。電気に関するほとんどの現象は目に見えないため,直感的に理解するのに時間がかかるかも知れません。でも,実験と実習に重点を置きながら,徐々に学んでいくので大丈夫です。1年生から3年生では,電気・電子やコンピュータ(情報)の基本をしっかり勉強します。その後,4,5年でより高度な電気・電子・情報工学分野の勉強をします。
職名 | 氏名 | 研究分野 | 校務分掌 |
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教授 |
電子・電気材料工学 |
教務副主事 |
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通信・ネットワーク工学 |
副校長・総務主事, 技術創造部長 |
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知能情報学 |
専攻主任 |
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物性I,薄膜・表面界面物性,電子・電気材料工学 |
副校長・教務主事, STEAM教育センター長, 就学支援室長 |
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電力工学・電力変換・電気機器 |
学科長, HP・学校広報室長 |
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准教授 |
マイクロナノデバイス,薄膜・表面界面物性 |
4E学級担任, テクノセンター副センター長 |
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講師 |
工学基礎 |
学生主事補 |
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データベースシステム,Webシステム |
5E学級担任, 情報処理センター副センター長 |
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助教 |
工学基礎 |
3E学級担任 |
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データベースシステム,Webシステム |
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第5学年での卒業研究において,「電気・電子・情報工学に関する専門知識の上に,創造力,柔軟な思考力を備え,国際化社会におけるグローバルな視野や情報化社会におけるモラル,コミュニケーション能力を見つけた社会に役立つエンジニアを育成する」ことを目標進めています.2023年度は下のようなテーマを下に卒業研究を進めておりました。
担当部署:電気情報工学科