科目名

 機械設計演習U

JABEE科目

科目CODE

135


学年・学科等名

 第4学年 機械システム工学科

担当教員

 後藤孝行(8006)・宇野直嗣(8002)

単位数・

 1単位 後期

総時間数

 45時間(含:自学自習・中間試験)

教 科 書 名

 プリント(設計方針,計算式,図表,資料など)

補 ;助 教 材

 機械製図改訂版(津村利光編 実教出版),

 大学演習 機械要素設計(吉沢武男編 裳華房)

 SolidWorks操作マニュアル(宇野直嗣 著)

参  考  書

 3次元CADから学ぶ機械設計入門(岸佐年ほか5名共著,森北出版)


A 教育目標

機械工学の総合化を目的とする教科目の1つであり,設計製図の精神を理解するとともに,設計能力とCADによる製図能力を養うため,3D-CADの基本操作方法,機械製品の設計方法の基礎と応用を習得する。


B 概要

前 半は,手巻きウインチの設計の継続活動であり,各種部品の設計計算とそれらのモデリングを行ない,設計計算書・設計製図を完成させる.各自に与えられた設 計仕様に対して,製図作成と設計計算を交互に行って,強さ(材料力学など),動き(機構学など),製作方法(機械加工学など)を検討し,形状,寸法,材 質,製作工程を決定する。また,JISなどの規格,標準品などを適切に使用することが求められる。

後半は,3D-CADによる各種歯車のアセンブリに取り組む.さらに,3D-CADによる各歯車を用いた機構モデルのモデリングを行なう.

なお,授業では3D-CADを使用する。


C 教育目標との対応

本校の

教育目標

機械システム工学科

の教育目標

教育プログラム

科目区分

教育プログラムの学習・教育目標

(JABEE基準:c, d, e)

B

(4)

基礎工学科目

設計・システム系

A-2

(30%)

D-1

(40%)

D-2

(30%)


D 学習上の留意点

各自が自宅学習にて設計活動を随時進めていかなければ,授業時間のみで課題をこなすことは不可能である.自学自習の時間を含め各自の自主性,計画性および積極性が強く求められる。


E 評価方法

設計計算書と設計図面(75%),設計計算と設計製図の取組(25%)にて評価する。


F 授業内容  授業30時間,自学自習15時間  総時間数45時間

授業項目

時間

内     容

教育

プログラム





(前期中間試験)








(前期期末試験)




T.手巻きウインチの設計製図(後編)

(1)計画図(歯車,巻胴の詳細設計)の作成

(2)巻胴軸の設計計算(歯車,巻胴の重量計算を含む)



2


4


・3D-CADを用いて図面を描くことができる。

・設計計算書と設計図面を完成させることができる。

・線種の区別,切断,はめあい記号,仕上げ記号などJISの製図法にのっとりながら,図面を作成できる。



A-2

D-1

D-2

(3)全体組立図の修正と完成

(4)部分組立図の修正と完成

4

4

・設計計算書・設計図面を提出できる。


(後期中間試験)

2



U.3D-CADによる各種機構モデルのアセンブリ



A-2

D-1

D-2

(1)幾つかの歯車機構モデルのアセンブリ

2

・データベースにある部品を活用できる.

・平歯車,ラックとピニオン,すぐばかさ歯車およびウォームとウォームホイールの組立を3D-CADで再現できる.

(2)リンク機構とカム機構のアセンブリ

2

・スライダークランク機構およびカム機構の組立を3D−CADで再現できる.

V.3D-CADによる既存機械の機構モデルの再現



A-2

D-1

D-2

(1)機構モデルの自由課題の仕様書作成

1

・既存の機械を参考にしながら,その機構モデルの再現を目指し,その仕様書を作成できる.

(2)部品のモデリングとアセンブリ

7

・データベースにある汎用部品のモデルを念頭に置きながら,部品のモデリングができる.

(3)機構モデルと報告書の完成

2

・3D-CADにより,再現する機構モデルをモデリングできる.

・報告書を提出できる.

(学年末試験)




◆自学自習

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