科 目名 | 国語 | 科目CODE 013 |
学年・学科等名 | 第2学年 全クラス | 担当教員 | 石本裕之(8050)・倉持しのぶ(8057) |
単位数・期 間 | 3単位・通年 | 総時間数 | 90時間(含:中間試験) |
教 科 書 名 | 『現 代文』『古典(古文編)』『古典(漢文編)』(三省堂) | ||
補 助 教 材 | 教科 書準拠『学習課題ノート』(三省堂)・『級別漢字学習』(とうほう) | ||
参 考 書 | 『カ ラー版新国語便覧』(第一学習社)、国語辞典・漢和辞典・古語辞典 |
A 教育目標
1 近代以降の様々な文章を読 む能力を高めるとともに、ものの見方、感じ方、考え方を深め、進んで表現し読書することによって人生を豊かにする態度を育てる。
2 古典としての古文と漢文を 読む能力を養うとともに、ものの見方、感じ方、考え方を広くし、古典に親しむことによって人生を豊かにする態度を育てる。
B 概要
現 代文・古文・漢文をバランスよく学習し、知識・読解力・鑑賞力を身につけるとともに、論理的思考力を伸ばすことができるよう、シラバスに沿って授業を進め る。漢字検定試験準2級以上(4年生までに2級)合格をめざす。
C 本校の教育目標との対応 1
D 学習上の留意点
授業内容をきちんと理解するために、毎回必ず予習をして授業に臨むこ と。
1 学習に有 用な、しっかりしたノート作りを確実に行い、理解力・表現力の伸長に心がける。
▼ はじめの授業にノート作り指導をする。以後、どの教材もその仕方で各自ノート作りを行うこと。
▼ 現代文・古文・漢文それぞれ別個の、ノートを用いること。(ファイル式は不可。)
▼ 古文は予習として、本文書写と活用語、特に助動詞の明示を怠らないこと。
▼ 漢文は予習として、白文と書き下し文の記入を怠らないこと。
▼ 現代文ノートでは特に、聞き取りながらメモする作業を重視すること。
2 辞書を引 き予習復習を行って、漢字力・語彙力を養成し、日常的な学習習慣を身につける。
▼ 教材程度のレベルの文章を自力で読み解くことができるようになることが肝心。
▼ 予習習慣の身に付けが、学習習慣身に付けの基礎であることを忘れないように。
▼ 「自分で調べ、読み、書く」ことが「勉強」であると、銘記すること。
3 新聞を含め広く文章に親し み、実際に読み書きすることを心がける。具体例としてコラム写書を行うことを推奨する。
▼ 必要な能力を身に付けるために、国語が不得意と自分で思う者ほど取り組む必要がある。
▼ 平常点に結びつくものであるから、国語が不得意と自分で思う者ほど取り組む必要がある。
E 評価
定 期試験4回(80%)、ノート・課題等平常点(20%)で評価する。漢字検定結果を加味する。
F 授業内容
授 業項目 | 時 間 | 内 容 |
ガイダンス ノート法演習 | 1 2 | ・学習意義や評価法、検定受検の意義がわかる。 ・予習・復習、授業への取り組み方がわかる。 ・ノート法の基本を身につけることができる。 |
現)・「市民」のイメージ〈随想〉 ・現実と仮想〈評論〉 | 4 5 | ・随想的文章を読んで筆者の考えを読み取ることができる。 ・論理の展開に沿って読み取り、言語のはたらきについて理解することができ る。 |
古)・安養の尼の小袖 〈古 今著聞集〉 ・梓弓〈伊勢物語〉 | 2 3 | ・国語総合での学習を踏まえ的確に読み取ることができる。 ・推・過・完等基本的な助動詞がわかる。 ・和歌の修辞技法を習得することができる |
漢)・管鮑之交〈十八史略〉 ・漁父辞〈古文真宝〉 | 2 3 | ・国語総合での学習を踏まえ的確に読み取ることができる。 ・訓点法を習得し、正確な書き下し文を書くことができる。 |
(前期中間試験) | 1 | +1 答案返却時指導 |
現)・ミロのヴィーナス〈評論〉 ・動物のことば・人間のことば 〈評 論〉 ※ ひよこの眼 | 5 5 |
・評論を読み、筆者の着眼に基づいた論の展開を正確につかむことができる。 ・文章展開の妙を味わい、論旨を読み取ることができる。 ※小説を鑑賞し、読書レポートをまとめることができる。 |
古)・ゆく河の流れ〈方丈記〉 ・桐壺〈源氏物語〉 | 2 4 | ・動乱の時代に生きた筆者の人生観を理解することができる。 ・日本古典の代表作を味わい、正確に理解することができる。 |
漢)・春夜宴桃李園序〈古文真宝〉 ・四面楚歌〈史記〉 | 2 3 | ・文章を味わい、筆者の人生観を把握することができる。 ・訓読の習得につとめ、歴史物語を通じて、人間の生き方について考えを深め ることができる。 |
(前期末試験) 1 +1 答案返却時指導 | ||
現)・中身当てクイズ ・山月記〈小説〉 |
2 8 |
・情報を分析する能力を高めることができる。 ・虎の姿に託して描かれた人間性とは何かを考え、登場人物の心の姿を理解す ることができる。 |
古)・うつくしきもの〈枕草子〉 ・二月つごもりごろに〈枕草子〉 | 2 3 | ・筆者の美意識や人間観察の特徴を理解することができる。 ・敬語法に注目し、的確に内容を解釈することができる。 |
漢)・無恒産而有恒心者〈孟子〉 ・不忍人之心〈孟子〉
| 3 3 |
・句型の意味・用法を理解し、正確に解釈することができる。 ・それぞれの思想を的確にとらえることができる。 ・「諸子百家」についての基本的知識を持つことができる。 |
(後期中間試験) | 1 | +1 答案返却時指導 |
現)・ホンモノのおカネの作り方 〈評 論〉 ・ 身体像の近代化〈評論〉 ※レキシ ントンの幽霊 | 6 6 | ・論旨を追いながら、貨幣の本質についての筆者の意見を読み取ることができる。 ・筆者の歴史分析を理解し、身体の「文化的」「社会的」側面に気づくことが できる。 ※小説を味わい、読書レポートをまとめることができる。 |
古)・安積山〈大和物語〉 ・さしたることなくて〈徒然草〉 | 3 2 | ・古典文法や修辞技法に注意し、的確に読み取ることができる。 ・作者の深い洞察寮に触れ、視野を広げることができる。 |
漢)・人之性悪〈荀子〉 ・侵官之害〈韓非子〉 | 2 3 | ・それぞれの思想家のものの見方、感じ方、考え方を理解し、自分の思考を深めることが できる。 |
(学年末試験) |
G 関連科目 文学、言語表現、哲学、歴史、科学全般
旭川高専 2008 |