８月４日（木），５日（金）の２日間にわたり，札幌市立琴似中学校美術部員の女子生徒９名を本校に招き，「平成２８年度旭川高専理系女子鋳造体験プロジェクト」を開催しました。

　本プロジェクトは，日本鋳造工学会及び室蘭工業大学との共催で，女子中学生にものづくりの楽しさと魅力を伝え，理工系分野への興味・関心を持ってもらうことを目的に，初めて実施したものです。

　講師には，室蘭工業大学の清水一道教授を迎え，初日は鋳造体験をするに当たっての安全講習を受けた後，カントリーサインを低融点合金で作る鋳造体験を行いました。また，本校に在籍している琴似中学校OB・OG達との交流会を行い，先輩達との親睦を深めました。

　２日目は，ジンギスカン鍋の製作体験でしたが，前日のカントリーサインとは異なり，融点の高い鋳鉄を扱うため鋳造工場で行いました。実際に溶けた鋳鉄は，とても高温で重量もあったため，代表して２名が慎重に鋳型へ流し込みました。

　金属が固まるのを待ってから鋳型を崩し，ジンギスカン鍋を取り出しました。出来たばかりのジンギスカン鍋を見た中学生たちからは，大きな歓声が上がっていました。

　２日間の鋳造体験を通じ，生徒達からは「とても面白かった」，「高専では自分で好きな機械を使えるというのが魅力的だと思った」などの声が聞かれました。

 

○カントリーサインの製作
○札幌市立琴似中学校OB・OGとの交流会
○ジンギスカン鍋の製作