去る３月５日(金)、第２回北海道地区高専テクノ・イノベーションフォーラムが札幌市内のホテルで開催されました。
　独立行政法人国立高等専門学校機構では、文部科学省産学官連携戦略展開事業において、「２技科大と５１高専の技術のワンストップ・サービス」を地域産業界へ提供することを目的に、全国５１高専を８ブロックに分け、戦略的に産学官連携の実効果を上げるための活動を行っており、同フォーラムはこの事業の一環として、昨年度に引き続き、北海道地区４高専が合同で実施したもの。
　同フォーラムには、道内各地から自治体、企業関係者、金融機関や高専教職員など１５０名を超える参加がありました。
　フォーラムでは、始めに旭川高専の高橋校長から挨拶があった後、一般社団法人北海道中小企業家同友会理事 渡邊 民嗣 氏から「ＨｏＰＥ１０年の歩みと中小企業産学連携」と題して講演が行われたとともに、別会場において先進技術分野を中心としたポスターセッションが行われ ました。
　引き続き、道内４高専の各教員から全８件の研究シーズ発表会が行われました。
　また、今回は「第１回北海道地区４高専と企業との技術相談会」を同時開催し、企業等から１６件の相談依頼があり、今後の共同研究に結びつくことが期待されます。
　フォーラム終了後には会場を移して懇談の場が設けられ、出席者らは互いに情報交換や相互理解を深め、盛況のうちに終了しました。

▲講演される渡邊氏	▲熱心に講演を聞き入る参加者ら
▲ポスターセッション	▲情報交換交流会