校長挨拶

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旭川工業高等専門学校についてご紹介いたします。

 日本が揺れ動いています。国全体及び地域での人口減少や少子高齢化の急速な進行です。これに伴い産業構造も変化し,その対応が求められるなど,多くの問題と課題が私たちを取り巻いています。これらの問題と課題を克服するためには,日本全体の科学技術力を高め,世界レベル,国レベル,地域レベルにおいて活用することが強く期待されます。この科学技術力を高め持続させていくためには,それを担う人材が必要となります。旭川高専は強力な教職員スタッフのバックアップの下,まさにそのような人材(高度エンジニア)を育成する教育・研究機関です。

 従来からの基礎的かつ重要な科学的・技術的知識を土台に,世の中の変革を意識した最新の知識を加えていくことで,高い科学技術力を得ることができます。そのため,教員は土台となる知識だけでなく,常に最新の科学技術の動向を把握し,学生教育に還元する努力を惜しまない姿勢で臨んでいます。5年間から成る旭川高専の本科では,高度エンジニアに必要な豊かな教養と体系的な専門知識を身に付けるため,一般教育と専門教育をくさび型にバランスよく配置した5年間一貫のカリキュラムを構成しています。大学教育とは異なり,実験・実習・演習にも重点を置き,学んだことを応用できる能力を身に付けられるように配慮しています。専門分野として本科は,機械システム工学科,電気情報工学科,システム制御情報工学科及び物質化学工学科の4学科構成です。学生の皆さんは,それぞれの分野で,世界で通用する高い科学技術力を得ることができます。

 また,本科修了後の課程として,生産システム工学専攻と応用化学専攻からなる2年間の専攻科が設置されています。専攻科は,本科5年間の教育を基礎にして工学の知識・技術をより深く修得した高度エンジニアを育成することを教育目標にしており,要件を満たし専攻科を修了すると,大学卒業と同等の学士の学位を得ることができます。学生の皆さんは本科にも増して,高度エンジニアとしてより大きな科学技術力を取得できます。

 旭川高専は,ユニークで新しいアイディアから,意義のある価値を創造し,社会的・科学的・技術的な変革をもたらそうとする精神を有した人材の輩出機関となることが学校としての夢であり,責任と感じます。

 上記の人材育成はもちろん,グローバル化を目指した国際交流の展開,公開講座の実施による地域の学校や地域社会への貢献,産学官連携を通した産業の活性化への貢献などにも,校長,教職員が一丸となって取り組んでまいりますので,皆さまのご理解とご支援をよろしくお願い申しあげます。

校長 高橋 薫

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